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生成AIのトラブルは約5人に1人が経験?安全に利用するために気をつけたいこと

生成AIを使っていて、「思ったような回答が得られなかった」「誤った情報を信じてしまった」など、困った経験はありませんか。

TrendLifeが日本国内の5,131人を対象に実施した調査では、生成AIの利用に伴うトラブルを経験した人は22.1%にのぼり、約5人に1人が何らかの問題を経験していることがわかりました。

本記事では、この調査から見えてきた「どのような人がトラブルを経験しているのか」「なぜ周囲に相談できていないのか」を解説します。また、生成AIを安全に活用するために、今日から家族で始められる確認のポイントについても紹介します。

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※本記事は2026年10月時点の情報を基に作成しています。

生成AIへの不安は祖父母に向かい、その内容は「考える力の低下」が最多に

生成AIの利用に不安を感じる人の割合は、自分自身では31.1%でした。一方、祖父は35.4%、祖母は32.4%となり、どちらも自分自身を上回りました。家族の中でも、祖父母の利用に不安が向きやすいことがうかがえます。

では、何が不安なのでしょうか。不安を感じる人(1,597人)にその内容を聞いたところ、「AIへの依存によって自分で調べる・考える力が低下する」が42.1%で最も高くなりました。次いで「AIに入力した個人情報・機密情報が外部に漏えい・悪用される」が38.8%、「AIが生成したコンテンツの真偽を見分けられない」が33.1%と続きます。

「AIが生成した誤情報・フェイクニュースを正しい情報と信じてしまう」は32.6%でした。一方、「AIを利用したフィッシング詐欺に誘導される」は24.6%、「偽の本人情報によるなりすまし被害」は21.6%にとどまります。

つまり人々の不安は、詐欺やなりすましだけに向いているわけではありません。生成AIが出した情報を自分で確かめ、判断する力そのものにも及んでいます。

トラブルを経験した人は約5人に1人、16〜29歳では約3割にのぼった

生成AI利用時のトラブルの経験率を年代別に見ると、16〜29歳が31.1%(回答者947人)と最も高く、全体の22.1%を大きく上回りました。不安は祖父母に向きやすい一方で、実際に困った経験は若い世代のほうが多いという結果です。

ここでいうトラブルは、金銭の被害だけを指しません。生成AIを利用したフィッシング詐欺(実在する企業などをかたるメッセージで、偽サイトに誘い込んで個人情報を盗もうとする手口)や投資詐欺も含みます。さらに、ディープフェイク(AIで作った偽の映像や音声)によるなりすましや、誤情報を正しいと信じた経験や、AIの回答を疑わずに受け入れた経験も含めて尋ねています。

詐欺への誘導よりも、情報の真偽に関わる経験のほうが多く挙がりました。不安の内容で1位だった「考える力の低下」が、実際のトラブルでも1位という結果でした。

トラブルが起きても、約3人に2人はどこにも相談していなかった

生成AIのトラブルを経験した人(回答者1,210人)にその後の対応を聞いたところ、65.3%が「どこにも報告・相談しなかった」と答えました。困った経験が、相談や通報につながっていない実態がうかがえます。

相談しなかった理由(回答者897人)で最も多かったのは、「金銭的な被害がなく、軽微だと判断した」の27.1%でした。次いで「解決できないと思った」が23.3%、「相談・報告できる窓口を知らなかった」が18.9%と続きます。

一方で、新しい行動も見えました。「生成AIに相談した」と答えた人は9.0%で、「家族に相談した」9.7%、「友人・知人に相談した」8.7%とほぼ同じ水準です。「警察に相談した」は4.6%でした。

生成AIは、手軽に相談できる相手になりつつあります。ただし生成AIは、口座の凍結や被害の届け出といった手続きを代わりに行うことはできません。金銭的な被害などが出た場合は、最寄りの警察署など公的な機関への相談をしましょう。

生成AIの回答を確認していない人は、約3人に1人だった

生成AIが作成した内容の正確さを確かめているかを聞いたところ、回答者2,663人のうち67.3%が何らかの方法で確認していました。一方で32.7%は確認していませんでした。およそ3人に1人が、生成AIの回答をそのまま受け取っている計算です。

生成AIは、質問に対してもっともらしい文章を組み立てて返します。そのため、事実と違う内容が自然な日本語で混ざることがあります。実際、今回の調査でも「AIが生成したコンテンツの真偽を見分けられない」を不安に挙げた人は33.1%いました。特に金額や日付、人名、制度の名前は、回答だけで判断しないでください。公式の情報で裏を取る習慣をつけましょう。

生成AIを活用する上で意識したいこと

生成AIを安全に活用するために、以下の2つの対策を検討しましょう。

回答結果と公式の情報を照らし合わせて確認する

お金・健康・手続きに関わる話は、生成AIの回答だけで決めないでください。企業や役所の公式サイト、契約書、手元の明細など、出どころがはっきりした情報で裏を取るようにしましょう。

生成AIに「この情報の出典はどこですか」と聞き返すのも有効ですが、示された出典が実在するかまで確かめてください。

詐欺対策専用アプリを活用する

生成AIの回答に、不審なサイトへのリンクなどが含まれている場合もあります。詐欺対策専用アプリを活用すれば、詐欺サイトをブロックできます。

トレンドマイクロ 詐欺バスター(iOS/Android)

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トレンドマイクロ 詐欺バスターはネット詐欺や詐欺電話をブロックする詐欺対策専用アプリです。

個人情報や金銭を狙うフィッシングサイトや、不正アプリをダウンロードさせるサイトなどの、不正なサイトへのアクセスをブロックします。

※ iOS・iPadOSではSafariのみ対応

以下のアプリストアより、30日間の無料体験版をインストールしましょう。

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詐欺メッセージ対策

詐欺の可能性があるメッセージをSMSフィルタで識別し、迷惑メッセージフォルダに自動で振り分けます。

詐欺チェック(生成AIによる詐欺判定)

怪しいWebサイトやテキストメッセージ、オンライン広告をスクリーンショットで撮影し、その写真をアプリに送信すると、詐欺の可能性がないか、AIがチェックします。

詐欺電話対策

発信および着信時に特殊詐欺の疑いがある場合は画面上に警告を表示します。ブロック設定を有効にすることで、発着信の自動的な切電も可能です。

※iPadOSでは詐欺電話対策はご利用いただけません。iOSでは発信時のブロック(自動的な切電)はご利用いただけません。

ディープフェイクスキャン(ベータ版)

ビデオ通話やライブ配信において、ディープフェイクによるなりすましの可能性がある際は警告を表示します。LINE、Instagramなどの、ビデオ通話機能やライブ配信機能があるアプリ各種でご利用いただけます。

詐欺バスターの詳しい説明はこちら

迷ったら、ひとりで決めずに家族と確かめましょう

今回の調査で見えたのは、心配している相手と、実際に困っている人のずれでした。祖父母の使い方を気づかう一方で、若い世代ではすでに3割近くが何らかのトラブルを経験しています。しかもその多くが、誰にも打ち明けないまま終わっています。

生成AIはこれからも生活の中に入ってきます。使わないという選択もありますが、使いながら安全を保てるよう、できる対策から始めましょう。

【調査概要】
調査名:「セキュリティ市場調査2026」
調査期間:2026年7月10日〜7月13日
調査対象:パソコン・スマートフォン・タブレットのいずれかを保有している日本国内居住の16歳以上の男女
有効回答数:5,131人
調査方法:インターネット(Web)調査

※調査結果のパーセンテージは、小数点以下第二位を四捨五入した数値です。合計が100%にならない場合があります。
※本調査は、サンプル構成に対して実際の人口分布とインターネット利用率に応じた補正を行うため、被害額以外の項目はウェイトバック集計(実際の人口構成に近づけて重みづけする集計方法)を実施しています。
※本調査は、該当する家族がいる回答者に対し、自身と家族の生成AIの利用を尋ねたものです。家族本人の意識を直接示すものではありません。

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